今も昔も変わらず 愛されてきた玄関口
明治44 年、福島交通軌道線の前身、
信達(しんたつ)軌道という軽便鉄道の
停車駅として誕生した掛田駅。
福島交通軌道線の廃線後も
福島交通路線バスのバスターミナルとして
地域の人々に愛され続け、
令和 5 年、掛田駅は、
当時の姿に復元されました。
歩み続けてきた 掛田駅の歴史
- 明治44 年 - 1911
- 福島交通軌道線の前身 信達軌道という軽便鉄道の停車駅として掛田駅が誕生
保原〜掛田間の路線が開通 - 大正4 年 - 1915
- 掛田〜川俣間の路線が開通
- 昭和2 年 - 1927
- 掛田~川俣間の路線を廃線
- 昭和 46 年 - 1971
- 福島交通軌道線の全線が廃線 掛田駅は、福島交通路線バスのバスターミナルとして活躍
- 令和 4年 - 2022
- 老朽化が進んだこの掛田駅舎の大規模な改修工事がスタート
- 令和 5年 - 2023
- 掛田駅の復旧が完了
駅舎内に路面電車ミュージアムを開設
改修した1115号車の展示が開始
掛田駅 再生の記録
令和 5 年(2023 年)
老朽化が進んだこの掛田駅舎の
復旧工事を行いました。
改修後の旧掛田駅には、
当時の歴史や資料を展示する
「路面電車ミュージアム」が
駅舎内に併設されるとともに、
バスターミナルとしても活用されています。
掛田駅はこれからもたくさんの人と想いを
未来へ送り届けてまいります。
軌道開通記念碑 について
掛田駅構内東に
大正8年
「軌道開通記念碑」が建立されました。
山を切り開くために非常に困難な工事となった
保原~掛田間の線路を、
必死に開通まで導いた先人の苦労を偲んで、
漢文でしたためられた石碑です。